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2013年5月22日水曜日

切腹

小林正樹監督の「切腹」を観ました。

  • 製作国:日本(1962年)
  • 監督:小林正樹
  • 脚本:橋本忍
  • 出演:仲代達矢、三國連太郎、丹波哲郎、岩下志麻
  • 上映時間:133分


【あらすじ】

ある日、井伊家の江戸屋敷を津雲半四郎(仲代達矢)という浪人が訪ねてきます。井伊家の家老斎藤勘解由(三國連太郎)に、お家断絶で生活が困難な為武士らしく切腹をしたいと言う。その申し出を受けた家老は、当時巷で横行していた浪人たちによるゆすりの類と思い、以前に井伊家へ同じように切腹をしたい、と言ってきた浪人の話を持ち出し、半四郎を追い返そうとします。しかし、半四郎の意志は固く、井伊家の庭で切腹をする事となりましたが、その場で半四郎は思いがけない話をはじめるのでした・・・。

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素晴らしい映画を観ました。

終始津雲半四郎の物静かな語り口で進むのですが、その静かさが半四郎の抑えられた怒りをより表わしているように思えました。

当時の武士社会で、いつ誰の身に襲いかかりかねないお家断絶。それを逃れている井伊家の家臣たちの無慈悲さ、傲慢さと、苦しい生活の中でも小さな幸せを大切に家族で支え合って生きてきた半四郎一家の差が非常に強調されていました。

最後の殺陣のシーンはとても迫力があります。映画自体に感動していた事もありますが、あまりの殺陣のかっこよさに我が家ではこの映画を観た後から津雲半四郎の剣の構え方をまねするのが流行っています。

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2013年5月7日火曜日

怪談③

2日間に渡って観た小林正樹監督の映画「怪談」、昨晩最後の4話目を観終えました。

今日観たのは「茶碗の中」というお話です。

「怪談」の中でも一番短いお話だったのですが、とても面白かったです。結局何だったのかは想像しないといけないのですが、結末のあるひとつの案を映画の中で作者(滝沢修さん)が示してくれます。非常に短い作品ではあったものの、主役の武士関内を演じた中村翫右衛門さんの演技でキリッと作品がまとまっているように思いました。

4話すべてを観終わった後に思うのは、どの作品も芸術的だと思いました。それから、出演されている俳優がすごい方たちばかりで、主役はもちろん、端役でも有名な役者さんばかりだったので「こんな俳優さんも出てる!」という楽しみ方もできました。

次はどの映画を観ようかな・・・。

ここのところ、ヒッチコックや「怪談」といった少々怖い映画が続いたので、次は楽しい映画を観たいなと思っています。


 

2013年5月6日月曜日

怪談②

午前中に昨日から観ている映画「怪談」の続きを観ました。

今日は「耳無芳一の話」です。

映像がとても綺麗でした。まるで美しい写真が動いているようででした。美しい挿絵の絵本を観ているような感じがしました。冒頭で平家の人々が海に身を投げるシーンも、海がきれいな朱色で幻想的・妖しげでした。映画というよりは幻を観たような気持ちになりました。琵琶の音色がとても悲しげにこの話全体に響いていて印象的でした。

有名なお話なのでご存知の方も多いと思います。芳一(中村賀津雄さん)は平家の亡霊に毎晩連れられて「平家物語」を彼らのために奏でるのですが、亡霊が結構怖いんです。全体的に重い雰囲気なのですが、田中邦衛さん演じる、おっちょこちょいでひょうきん者の矢作のおかげで暗い雰囲気がだいぶ緩和されているように思いました。この話には丹波哲郎さん、志村喬さんも出演されています。

一気に観終わってしまいたかったところですが、親戚が遊びに来たので最後の「茶碗の中」はこの後また観たいと思います。
 

怪談

昨日は1965年の小林正樹監督の映画「怪談」を半分だけ観ました。

せっかくのGWなので少し家族で外出をしてから観たのですが、日ごろ出不精な私たちは疲れてしまって最後まで観られませんでした。今日は一日ゆっくり過ごす予定なので後半を観たいと思っています。

この映画は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談」が原作です。4話構成のオムニバス映画です。物語自体はとても有名なので筋は知っていますが、映像として観ると

昨日は1話目の「黒髪」と2話目の「雪女」を観ました。

1話目の「黒髪」には先日亡くなられた三国連太郎さんが出演されていました。貧しさから抜け出すために家柄のよい女性と再婚をするのですが、その女性と屋敷の雰囲気がなんとも怪しげな雰囲気を醸し出していました。それとは反対にかつての妻の家庭的で優しく穏やかな雰囲気が非常に対照的で、主人公が前妻と別れた事を後悔する気持ちがよく伝わってきました。前妻を演じた新珠 三千代さんの清楚さが際立っているなと思いました。

2話目の「雪女」は、雪女(岸恵子さん)が現れる時の空の様子がおどろおどろしく、臨場感がありました。この映画では若い頃の仲代達矢さんが主役を演じられています。ラストの方で草履を編みながら夫婦で会話するシーンがとても素敵でした。なのに・・・雪女に昔出遭った事を話してしまうんですよね。結末は知っていたものの「言っちゃダメー!」という気持ちになりました。

さて、これから観る、後半の2つのお話が楽しみです!