2013年5月6日月曜日

怪談

昨日は1965年の小林正樹監督の映画「怪談」を半分だけ観ました。

せっかくのGWなので少し家族で外出をしてから観たのですが、日ごろ出不精な私たちは疲れてしまって最後まで観られませんでした。今日は一日ゆっくり過ごす予定なので後半を観たいと思っています。

この映画は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「怪談」が原作です。4話構成のオムニバス映画です。物語自体はとても有名なので筋は知っていますが、映像として観ると

昨日は1話目の「黒髪」と2話目の「雪女」を観ました。

1話目の「黒髪」には先日亡くなられた三国連太郎さんが出演されていました。貧しさから抜け出すために家柄のよい女性と再婚をするのですが、その女性と屋敷の雰囲気がなんとも怪しげな雰囲気を醸し出していました。それとは反対にかつての妻の家庭的で優しく穏やかな雰囲気が非常に対照的で、主人公が前妻と別れた事を後悔する気持ちがよく伝わってきました。前妻を演じた新珠 三千代さんの清楚さが際立っているなと思いました。

2話目の「雪女」は、雪女(岸恵子さん)が現れる時の空の様子がおどろおどろしく、臨場感がありました。この映画では若い頃の仲代達矢さんが主役を演じられています。ラストの方で草履を編みながら夫婦で会話するシーンがとても素敵でした。なのに・・・雪女に昔出遭った事を話してしまうんですよね。結末は知っていたものの「言っちゃダメー!」という気持ちになりました。

さて、これから観る、後半の2つのお話が楽しみです!