2013年6月19日水曜日

鬼火

ルイ・マル監督の「鬼火」を観ました。

  • 製作国:フランス(1963年)
  • 監督:ルイ・マル
  • 音楽: エリック・サティ
  • 出演:モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー
  • 上映時間:108分






















【あらすじ】

アラン(モーリス・ロネ)はアルコール中毒で療養中。医師は退院してもいいと言うのだが、アランは病院から出ようとしない。アランの病室の鏡にはアランが自殺をする予定日「7月23日」が書かれている。死ぬ前にアランは友人を訪問するのだが、彼らの生き方に絶望する。そして7月23日を迎える。

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観ていて息苦しくなるくらい重苦しい映画でした。

ラストのアランの「ぼくは自殺する。君達もぼくを愛さず、ぼくも君達を愛さなかったからだ」というセリフが胸に突き刺さり、観終わってからしばらく呆然としてしまいました。

エリック・サティの音楽が静かに淡々と流れ続け、アランの最期の2日間の心的世界、孤独感を表すのにとてもよく合っていると思いました。

映画好きの友人から「世界の名作5本に入る」と薦められて観た映画なのですが、あまりにもアランが孤独すぎて、天気の悪さも手伝ってか私の心に非常に重く響いた映画でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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