2013年6月3日月曜日

惑星ソラリス

アンドレイ・タルコフスキー監督の「惑星ソラリス」を観ました。原作はポーランドの作家スタニスワフ・レムの『ソラリスの陽のもとに』です。2002年にリメイクされたスティーブン・ソダーバーグ監督の「ソラリス」ではありません。

  • 製作国:ソビエト連邦(1972年)
  • 監督:アンドレイ・タルコフスキー
  • 脚本:アンドレイ・タルコフスキー、フリードリッヒ・ガレンシュテイン
  • 出演:ドナタス・バニオニス、ナタリア・ボンダルチュク
  • 上映時間:165分

【あらすじ】

未知の惑星ソラリス。宇宙ステーションで不可解な事が発生。調査のために心理学者クリスはソラリスへ出発した。ステーション内は荒れ果てていて、先にステーションで調査をしていた3人の科学者内の1人が自殺していた。また残る2人も何かに怯えている様子だった。科学者の一人が、クリスに宇宙ステーション内で2人以外の人影を見ても気にするな、と忠告をしたが、クリスの目の前に何年も前に自殺したはずの妻ハリーが現れるのだった。

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長かったです・・。
ディスクも2枚ありました。
タルコフスキー監督が意図的にこのような作品にしているようなのですが、正直言って途中で少し退屈してしまった所があり、全体的にまったりした雰囲気の映画でした。

あまりSF映画は観ないのですが、この映画はSFというよりも人間の心理を描く映画だと思いました。ソラリスの海からクリスが生み出したハリーの幻影は、クリスと共にいる内にどんどん人間的になっていきました。ソラリスの海がクリスの思考=ハリーへの願いを読み取ったがためにハリーが変わっていったのだと思いました。

音楽がとても心地よく、寝る前に聴きたいな・・・とずっと思いました。
テーマ曲にはヨハン・セバスティアン・バッハの「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」が使われていて、この映画の内容によく合っていました。特にソラリスの海が映し出されている場面でこの音楽が流れていた時、寝そうなくらいリラックスしすぎてしまいました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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