2013年4月28日日曜日

めまい

最近ヒッチコックの映画ばかりですが、今回は1958年の作品、「めまい」を観ました。

ある事がきっかけで高所恐怖症になったジェームズ・ステュアート扮する元刑事の主人公が事件に巻き込まれていく内容です。

私は、主人公の元婚約者ミッジ(バーバラ・ベル・デゲス)の主人公への片思いっぷりが切なくて仕方がありませんでした。一生懸命主人公の気を引こうとしたり、彼を笑わせようと描いた絵が彼を怒らせてしまったり。「ああ、どうしてそんなことしちゃうのよ!」と、この映画の筋自体よりも、ミッジの恋の行方の方に気を取られていました。特にラストの方で自分の主人公への思いがかなわないものだと悟った時のシーンが印象的でした。

ここ最近ヒッチコック作品を観ていて思うのは、展開が早いので飽きる時間がまったくない、ということです。あとは、いつもどこかしらにちらっと出演しているヒッチコックを見つけるのも楽しいですね。

おすすめです。