2013年5月12日日曜日

プロデューサーズ

一昨日は「白痴」という重いテーマの映画を観たせいか、その反動でコメディ映画を観たくなり、昨日は1951年のアメリカ映画「プロデューサーズ」を選びました。

  • 製作国:アメリカ(1951年)
  • 監督:メル・ブルックス
  • 脚本:メル・ブルックス
  • 出演:ゼロ・モステル、ジーン・ワイルダー
  • 上映時間:84分


2005年にこの映画はミュージカル映画として公開されているのでそちらをご覧になった方もいると思います。 私はまだ2005年の映画は観ていないのですが、そちらも面白そうです。

落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストックは、お金持ちの老婦人達から投資という名目でお金をもらって生活をしている。ある日、マックスの事務所へ会計士のレオが訪れ、レオは帳簿を調べている内に、芝居がヒットするより失敗させた方がより大儲けできることに気付き、二人は最低な芝居を作ってお金をもうけようと企みます。失敗するためには、最低の脚本、最低な演出家、最低な役者が必要。探し当てた脚本はなんと「ヒトラーの春」というもので・・・。というストーリーです。

ところどころに小さな笑いが散りばめられていて飽きませんでした。

マックスがお金持ちの老婦人たちからお金を集める様子が、冒頭の「暮らしのために」という目的の時と「芝居を失敗させて金儲けをする!」というはっきりとした目的ができた時とで真剣さが大きく違い、笑ってしまいました。それから、芝居の主役・ヒトラー役を選ぶオーディションの場面で、主役を勝ち取ろうと必死にウォーミングアップする応募者の様子がツボに入りました。

劇中劇がヒトラーについての内容である事や、ゲイの演出家とその助手が出ていること、1951年の映画なのに扱っても問題なかったのかな、と思いました。

芝居は当初の計画とは大きく違い、大ヒットをしてしまい大いに落ち込むマックスとレオ。いかに公演を中止させるか、役者を殺すと言い出したり、あれこれ画策します。最後の最後まで見逃せないとても楽しい映画です。

ジーン・ワイルダーのちょっと神経質でコミカルな演技には笑ってしまいました。明日は久しぶりにジーン・ワイルダー主演の「夢のチョコレート工場」を観ようかなーと思います。この映画は後でジョニー・デップ主演でリメイクされてます。私はどちらも好きです。

「プロデューサーズ」の中に出てきたこの歌がしばらく頭から離れませんでした(笑)





ランキングに参加しております。
気に入っていただけたらクリックしていただけると嬉しいです。
とても励みになります。