2013年5月19日日曜日

処女の泉

最近観た映画ではないのですが、私が今まで観た映画の中で最も衝撃的だった映画があります。

イングマール・ベルイマン監督の「処女の泉」という映画です。

  • 製作国:スウェーデン(1960年)
  • 監督:イングマール・ベルイマン
  • 脚本:ウラ・イザクソン
  • 出演者:マックス・フォン・シドー、ビルギッタ・ヴァルベルイ
  • 上映時間:89分


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    「観続けるのが辛い、だけど途中でもやめられない」この感情を持ったのはこの映画の他には今思いつく限りではビョーク主演のデンマーク映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」です。

    貧しい羊飼いの三兄弟を憐れんだ無垢な少女が彼らに殺され、彼らは少女の両親の家とは知らずにそこへ宿を求め、娘が彼らに殺されたと知った父親に彼らもまた殺されるというストーリーです。

    あまりにも強烈でむご過ぎて映画が終わった後しばし方針状態になってしまったのを覚えています。

    とても信仰心の強い父親をおそった娘を殺された悲しみ、娘を殺した羊飼いたちへの復讐心を抑えることができない程の怒りは相当なものでした。羊飼いの兄妹の内、一番下の弟はまだ幼く、何もしていないのですが、父親の怒りの矛先は幼い彼にも向いてしまうのです。人間が人を許すことの難しさを感じました。

    Youtubeにアップロードされていたイングマール・ベルイマン監督作品の予告編です。



    最後まで読んでくださりありがとうございました。


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