- 製作国:日本(1962年)
- 監督:小林正樹
- 脚本:橋本忍
- 出演:仲代達矢、三國連太郎、丹波哲郎、岩下志麻
- 上映時間:133分
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【あらすじ】
ある日、井伊家の江戸屋敷を津雲半四郎(仲代達矢)という浪人が訪ねてきます。井伊家の家老斎藤勘解由(三國連太郎)に、お家断絶で生活が困難な為武士らしく切腹をしたいと言う。その申し出を受けた家老は、当時巷で横行していた浪人たちによるゆすりの類と思い、以前に井伊家へ同じように切腹をしたい、と言ってきた浪人の話を持ち出し、半四郎を追い返そうとします。しかし、半四郎の意志は固く、井伊家の庭で切腹をする事となりましたが、その場で半四郎は思いがけない話をはじめるのでした・・・。
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素晴らしい映画を観ました。
終始津雲半四郎の物静かな語り口で進むのですが、その静かさが半四郎の抑えられた怒りをより表わしているように思えました。
当時の武士社会で、いつ誰の身に襲いかかりかねないお家断絶。それを逃れている井伊家の家臣たちの無慈悲さ、傲慢さと、苦しい生活の中でも小さな幸せを大切に家族で支え合って生きてきた半四郎一家の差が非常に強調されていました。
最後の殺陣のシーンはとても迫力があります。映画自体に感動していた事もありますが、あまりの殺陣のかっこよさに我が家ではこの映画を観た後から津雲半四郎の剣の構え方をまねするのが流行っています。
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